技師長より挨拶
私たち臨床検査技師は、医療現場において不可欠な存在と考えます。臨床検査技師の役割は、患者さんの状態を的確に把握するための必要な検査を医師の指示のもと実施し、その結果を迅速にそして正確に臨床へ提供することです。しかしそれは単なるデータの提供に留まりません。臨床検査技師は、検査結果を通じて患者さんの治療方針を決定する医師や他の医療従事者と連携し、最適な医療を提供するための重要な一翼を担っています。
長門総合病院研究検査科は新病棟建築に伴い2020年5月より新病棟に移設し新しい環境のもと20名のスタッフで日々の業務を行っています。
我々臨床検査技師を取り巻く医療環境の変化は目まぐるしく医療法改正に伴う業務の変化に対応するための精度管理の充実、チーム医療に必要な多職種連携やタスク・シフト/シェアに対応できる環境づくり、世代交代をスムーズに行うための技術と知識の伝承などの課題があり、当検査室でもこれらを実現するために日本臨床衛生検査技師会の品質保証施設認証の登録や厚生労働省指定講習会の参加、各種認定検査技師免許の取得に力を入れています。
当研究検査科の理念「 検査は迅速かつ正確に行います。 患者様へは笑顔で対応します。チーム医療に貢献します。 」 この理念のもと皆さんと共に、より良い医療を実現するためにこれからも努力を続けてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。