糖尿病について
糖尿病ってどんな病気?
糖尿病とは、血液中の糖分(ブドウ糖)が高い状態(高血糖)が続く病気です。これは、すい臓から出るインスリン(血糖を下げる働きを持つホルモン)が分泌されなったり、効き目が悪くなったりすることにより、血糖値が高くなるためにおこります。
糖尿病は、その名前からただ単に「尿に糖が出るだけの病気」だと思っている方もいらっしゃいますが、血液中のブドウ糖の濃さがあまりにも濃すぎると血管が痛むことにより、様々な合併症を引き起こしてしまうことが大きな問題なのです。
したがって、糖尿病とは血管がボロボロになってしまう“血管病”だということをまずは知って下さい。
したがって、糖尿病とは血管がボロボロになってしまう“血管病”だということをまずは知って下さい。
看護師 岡山徳子
糖尿病のタイプ
糖尿病は、大きく分けると小児や若年者に多い1型と成人に多い2型の2つのタイプがあります。
〔1型〕:すい臓にあるインスリンを作り出す細胞が破壊されて、インスリンがほぼゼロの状態です。
〔2型〕:インスリンの分泌が低下しているか、効き目が悪くなっている状態です。
〔1型〕:すい臓にあるインスリンを作り出す細胞が破壊されて、インスリンがほぼゼロの状態です。
〔2型〕:インスリンの分泌が低下しているか、効き目が悪くなっている状態です。
糖尿病の治療
糖尿病の治療は、高血糖状態を是正することです。つまり、血糖値が適正な範囲に入るようにコントロールすることが基本となります。
①食事療法
基本は、適正なエネルギー量をバランスよく摂取することです。摂取量を守り余分なエネルギー量を取りすぎなければ、食べていけないものはありません。栄養士から指導を受け、正しい食事の撮り方を習得しましょう。
②運動療法
体の余分なエネルギーを運動により消費すると、血糖値も下がります。また習慣的に運動することでインスリンが効きやすい体になります。毎日無理なく続けられる運動を選びましょう。
③薬物療法
食事療法と運動療法だけで血糖コントロールがうまくいかない場合には、薬物療法を行います。血糖を下げる飲み薬やインスリン注射が使われます。どちらの薬物療法になるかは、糖尿病のタイプや合併症の進行状況など様々な因子を考えた上で決まりますので、患者さんによって治療は違ってきます。
①食事療法
基本は、適正なエネルギー量をバランスよく摂取することです。摂取量を守り余分なエネルギー量を取りすぎなければ、食べていけないものはありません。栄養士から指導を受け、正しい食事の撮り方を習得しましょう。
②運動療法
体の余分なエネルギーを運動により消費すると、血糖値も下がります。また習慣的に運動することでインスリンが効きやすい体になります。毎日無理なく続けられる運動を選びましょう。
③薬物療法
食事療法と運動療法だけで血糖コントロールがうまくいかない場合には、薬物療法を行います。血糖を下げる飲み薬やインスリン注射が使われます。どちらの薬物療法になるかは、糖尿病のタイプや合併症の進行状況など様々な因子を考えた上で決まりますので、患者さんによって治療は違ってきます。
血糖コントロールの指標
治療により、血糖コントロールがうまくいっているかどうか調べるために次のような検査項目があります。
《ヘモグロビンA1C (ヘモグロビンエーワンシー)》
長期間の血糖を反映します。正常範囲は4.3~5.8%です。その時の血糖値がよくても、ヘモグロビンA1Cが高ければ、過去1~2ヶ月の平均した血糖コントロール状態がよくなかったといえます。
《ヘモグロビンA1C (ヘモグロビンエーワンシー)》
長期間の血糖を反映します。正常範囲は4.3~5.8%です。その時の血糖値がよくても、ヘモグロビンA1Cが高ければ、過去1~2ヶ月の平均した血糖コントロール状態がよくなかったといえます。