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 お産について

看護体制

病床数
56床 (うち 10床が小児科・産婦人科用 個室)
 スタッフ数
助産師 12名
看護師 25名
看護助手 1名
交代勤務
日 勤
8:30~17:00
準夜勤
16:30~1:00
深夜勤
0:30~9:00
2交代勤務
 8:30~17:00
 16:30~9:00
 入院科
産婦人科、小児科、整形外科、耳鼻咽喉科、皮膚科

妊娠中のかかわり

■妊婦計測
   妊婦健診時の計測やNSTによる胎児心音・子宮収縮等の確認を行い、妊娠経過が順調であるかどうか正確に把握し、異常の早期発見に努めます。
■妊婦指導
   妊婦健診では毎回、妊娠中~分娩までの様々な悩みや相談に助産師が応じます。また、妊娠初期、中期、後期、出産直前の4回、助産師が個別指導を行っています。
■母親学級(集団)
   お産に対する不安や悩みを少なくし、産婦さんが主体的にお産に臨めるようにすすめています。他の妊婦さんとの交流の機会にもなります。
   毎月第3水曜日 13:30~16:00 (予約制です)
■バースプラン
   「出産計画」のことです。出産という一生に数回しかない出来事をできる限り自分らしく、納得のいくものにするために、妊娠中から計画を立てていくことが大切です。お産をされるあなたと私たちスタッフが寄り添い信頼関係のもとに、その日を迎えるために書いてもらっています。体験記はこちら

入院中のかかわり

■分娩
   できるだけ自然なお産をめざしています。しかし、状況に応じて会陰切開などの処置を行うことがあります。陣痛室や分娩室ではご家族の方が付き添えます。また、ご主人の立ち会い分娩も希望に応じています。出産後、処置が終わり次第、赤ちゃんを抱っこすることができます。おっぱいも吸わせてあげましょう。ご家族の方は出産後、分娩室がととのった後入室できます。写真やビデオ撮影もOKです。しばらく赤ちゃんと一緒にお過ごしください。
 ※感染対策のため立ち会い者の制限があります。ご確認をお願いします。
■バースレビュー
お産の振り返りを受け持ちスタッフが行います。体験記はこちら
■母乳育児
   時間授乳と自律授乳の混合です。完全母乳育児を希望される方は早期頻回授乳もおこなっています。産後すぐからおっぱいはたくさんでませんので、抱き方や飲ませるタイミングなど一緒に練習していきましょう。
■育児指導
    退院後の育児がスムーズに行えるよう授乳・おむつ交換・沐浴・退院後の生活や育児についての指導を個別or集団で行っています。
■小児科医の診察
    赤ちゃんは出生後から毎日小児科医の診察があります。
■新生児聴力検査
   赤ちゃんの1000人に1~2人の割合で耳が聞こえにくい赤ちゃんがいるといわれています。当院では健やかな赤ちゃんの成長のために生後2日目に耳の聞こえの検査を行っています。数分間で行える検査で、赤ちゃんは何も痛みを感じませんし、副作用もありません。
■先天性代謝異常等の検査
   赤ちゃんがおっぱいを飲み、哺乳量が安定した生後5日目に、採血します。治療可能な代謝異常などを早くみつけて、障害がおこらないように治療をする目的で行われています。

母児同室or母児別室

  当院では、希望される方には母児同室を行ってもらっています。生後2日目以降、お母さんの体調回復と赤ちゃんの状態が良ければ行ってもらっています。24時間、昼間のみなど時間は自由に選んでいただけます。 母児別室希望の方は、赤ちゃんは新生児室でお預かりさせていただきます。入院中ご家族の方の抱っこ面会を1回行っています。(赤ちゃんにとってのお父さん、祖父母のみ)

お部屋

個室になりリニューアルされたお部屋です。

退院後のかかわり

・電話訪問 必要に応じて行っています。
・電話相談 おっぱいのこと育児に対する不安や悩みの相談を24時間、病棟で受け付けています。
・2週間健診 退院後1週間前後に行っています。お母さんの産後の体調の観察、赤ちゃんの体重測定、実際に授乳し哺乳量の測定を行います。退院後の生活で困っていることや不安なことについての相談もお聞きしています。
・1ヵ月健診 お母さん、赤ちゃんそれぞれ健診があります。赤ちゃんの1ヵ月健診では希望される方は哺乳量測定を行っています。
・母乳外来 赤ちゃんの体重測定・哺乳量測定・育児相談・母乳ケアなどを予約制で行っています。

骨盤ケア

  腰痛、尿漏れ、痔、脱肛、産前産後の不快症状の代表です。産後半数の方が人知れず悩んでいると最近の新聞に書いてありました。原因は骨盤のゆるみです。現代の女性に多い体型は、姿勢が悪く、背は高いのに同体は狭く平たく、その割には大きなお尻、下腹はポッコリ、太ももの間から向こうの景色が見える…。そんな「骨盤ゆるみ体型」の女性が増えているのです。特に妊娠中は、ホルモンの影響で骨盤の緩みがひどくなります。骨盤ケアを行うことで、妊娠中・産後の腰痛を軽くしたり、分娩を楽に進行させたりすることで、妊婦さん・産婦さんから喜びの声が届いています。腰痛・尿漏れの方、妊娠中・産後以外の方も遠慮なく助産師に声をかけてください。

食事・おやつ

   病院サービスの1つとして産後の方に『おやつ・お祝い膳』を始めました。お祝い膳は入院中に1回、昼食時にお持ちします。おやつは午後3時のティータイムと夜食(21時頃)の2回、スタッフがお部屋にお持ちします。おやつを含めた1日の食事カロリーは、2100~2200キロカロリーです。お乳が張り始めた方はスタッフに相談してください。

産後の面会について

 14時~17時の間で、1日親族2名まで、1回の面会時間15分以内で面会が可能になりました。赤ちゃんにとってお父さん・祖父母の面会であれば母児同室開始後は直接部屋での面会が可能です。それ以外の方はガラス越しでの面会となります。面会前には問診が必要になるためナースステーションにお寄りください。

出産育児一時金の医療機関直接支払い制度のご案内

   当院では、できるだけ現金のお支払いが少なくなるように「出産一時金の医療機関等への直接支払い制度」をご利用いただくことを原則としております。
   直接支払い制度とは、当院が妊婦の方に代わり、妊婦の方がご加入されている医療保険者に対して出産育児一時金(家族出産育児一時金、共済の出産費及び家族出産費を含みます)を請求し、その金額を退院時に当院から請求する出産費用に充てる制度です。代行手数料はいただきません。 つまり、退院時に当院からご請求する入院分娩費用の総額によって請求内容が変わります。
 
  ・一時金(50万円)の範囲内の場合…現金等でお支払いいただく必要がなくなります。
 その差額を医療保険者に請求し受け取ることが出来ます。
  ・一時金(50万円)を超えた場合…不足分をお支払いいただきます。
*妊婦の方へのお願い
   入院中に保険証をご提示ください。また、入院後に保険証を変更された場合は、速やかに変更後の保険証をご提示ください。

産科医療補償制度のご案内

   健康で元気な赤ちゃんが無事に生まれてきてほしいという妊産婦と御家族の願いをかなえるために、医師や助産師は全力で取り組んでおります。しかしながら、予期せぬことにより、障害を持って生まれてくる赤ちゃんがいることも事実です。 万が一、分娩に関連して赤ちゃんに脳性麻痺が発症した場合には、赤ちゃんとその御家族をサポートしたいという想いから、当院でも「産科医療補償制度」に加入しています。 妊産婦の皆様にこの制度の対象者となることをしめす「登録証」を交付します。

里帰り分娩について

初期からの分娩予約は必要ありません。
里帰り分娩される方、またはお悩みの方。まずは平日午後に産婦人科外来へお電話ください。

<受診予約や受診について>
・外来受診の時期:妊娠34週頃までの受診をお願いします。
  事前に産婦人科外来に電話連絡後、ご予約されるとスムーズです。
・受診方法:総合受付で産婦人科の受診手続きをし、2階の産婦人科外来へお越し下さい。
・受付時間:8:30~11:00
・持ってきてもらう物:今まで受診されていた病院からの紹介状・検査結果・母子健康手帳・妊婦一般健康診査受診票・保険証
  ※産科医療補償制度の登録をされている方は、登録証控えをお持ちください。

<妊婦一般健康診査受診票について>
 県外からの里帰りの方は、里帰り前(できれば3週間以上前)に住民票のある地域の保健センター、もしくは役所の担当課にお問い合わせください。里帰り前と同様に利用できる場合と償還払い制度(一旦医療機関で全額支払い、後日受診票によって定められた金額を返金してもらう制度)を利用していただく場合があります。

※注意点
・当院は周産期センターではありません。早産・前置胎盤・多胎など母児のリスクが高い方は県内の周産期センターのある病院に変わっていただく場合もあります。妊娠中で早産傾向があり、帰省の判断にお困りの方は、医師と相談していただきます。
・発熱や風邪症状等がなければ、予約日にマスクを着用して受診してください。症状があれば産婦人科外来にご連絡ください。
・帰省後に腹痛や出血等の異常があれば、まず当院へ電話連絡してください。
・受診をスムーズに行うために、現在受診されている病院の紹介状を当院の地域連携宛にFAXいただくか、難しい場合は当院産婦人科宛に郵送、もしくは持参してください。

<お産入院の時に必要なもの>
 お母さん用衣類
  前開きの寝衣 2~3枚、産褥ショーツ 1~2枚、生理用ショーツ 1~2枚
  授乳用ブラジャー(ソフトタイプ) 2~3枚
  母乳パット、タオル
  お持ちの方は骨盤ベルト
 赤ちゃん用衣類
  退院時に着せて帰られる衣類一式を準備してください。
  ベビー服、短肌着、長肌着(夏場は不要)を1枚ずつ
  紙おむつ(家で布オムツを使用される方は布オムツ2枚とオムツカバー)1枚
  おくるみまたはバスタオル
 日用品
  コップ、はし、ティッシュペーパー、洗面・シャワーの道具、スリッパ、ゴミ入れ、時計
 お産セット
  当院では「お産セット」を準備していますので入院時にお渡しします。
   産後用パット(L・M・S)、防水シーツ、綿花、赤ちゃんのおしりふき、骨盤ベルト(使い捨て用)、
   産褥ショーツ2枚、臍箱が入っています。

山口県厚生農業協同組合連合会
長門総合病院
〒759-4194
山口県長門市東深川85
TEL.0837-22-2220
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